アクアリウムハジメマシタ!!

「薄口醤油」と「濃口醤油」の違いをご存知ですか!?

「薄口醤油」と「濃口醤油」の違いをご存知ですか!?

日本人の食生活にかかせないお醤油。お寿司に漬物に大根おろしにうどんにと多くの食卓で利用されています。ところでこの醤油、スーパーなどで薄口と濃口なんて表示を目にしますが、何が違うんだろう??みなさん薄口醤油と濃口醤油の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは薄口醤油と濃口醤油の違いについてです。

薄口醤油とは!?

薄口醤油は主に関西で多く利用されている色の薄い醤油のことです。よく辛口カレーとか甘口カレーなんて言いますが、薄口醤油や濃口醤油の口はこの味の「口」とが指すところとは違い、色の濃さを表しています。薄口醤油については「淡口醤油」と漢字で書く場合があります。色が薄かったり、淡かったりする醤油のことです。

薄口醤油と濃口醤油の違いは主に2点あります。
まずはさきほどふれた色について。薄口醤油の色は濃口醤油に比べて薄くなっていて、料理に濃い色を付けたくない時に多く使われています。そういう点で関西で多く使われているのも納得で、うどんに代表されるように関西は色味の薄い料理が多いですよね?ちなみに薄口醤油より色の薄い醤油に白醤油というのもあります。

さて、2つ目の違いは塩分濃度です。薄口醤油の方が濃口醤油より味というか塩分濃度が薄いって勘違いしてませんか?実は逆なのです。薄口醤油の方が濃口醤油より塩分濃度が高く、だいたい19%前後くらいです。つまり塩分を控えたい時に勘違いして薄口醤油を買ってしまうと全く逆効果ということになります。注意してくださいね!!

濃口醤油とは!?

濃口醤油といえば日本で流通している醤油の80%くらいが濃口醤油だと言われています。濃口醤油の方が薄口醤油より賞味期限が長いことが多いんですが、この理由は薄口醤油が酸化して色が濃くなっちゃって濃口醤油みたいになるかららしいですよ。

さて、濃口醤油は薄口醤油より色が濃いのですが、なぜ濃いのか?それは醤油の色は熟成と発酵によって色が濃くなっていくのですが、塩分濃度が低いから色が濃くなってしまうのです。どういうことかというと、塩分濃度が高いと熟成や発酵がおさえられ、
色がつきづらくなります。逆に塩分濃度が低いと色が濃くなるのです。なので必然的に薄口醤油より濃口醤油の方が塩分濃度が低いということにもなります。まぁ、醤油は色が濃いほど塩分が弱いってことですね。

薄口醤油と濃口醤油の違いまとめ

  • 薄口醤油と濃口醤油の違いは色と塩分濃度。
  • 薄口醤油は色が薄くて塩分濃度が高い。
  • 濃口醤油は色が濃くて塩分濃度が低い。