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「巡洋艦」と「駆逐艦」の違いをご存知ですか!?

今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは巡洋艦と駆逐艦の違いについてです。

巡洋艦駆逐艦は艦船好きな方や自衛隊好きな方はご存知かもしれません。しかし一般的にはあまり馴染みのない言葉だと思います。まれにニュースで聞いたりとか程度でしょうか。とはいえ耳にした言葉だという方は多いと思いますが、巡洋艦と駆逐艦の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは巡洋艦と駆逐艦の違いについてです。

巡洋艦とは!?

巡洋艦と駆逐艦は現在ではあまり差がなくなっています。しかし第二次世界大戦のころまでは巡洋艦と駆逐艦には大きな差がありました。巡洋艦は戦艦などの大型艦船の護衛を目的として建造され、対潜や対空における防御と索敵が主な任務でした。しかもそのサイズは15,000トン以下と小型なものが基準とされていました。

しかし現在では技術の発達により多くの装備を搭載する必要がでてきたため、艦自体のサイズも戦艦と比べても遜色ないものまででてきています。具体的には航空機や潜水艦はいうまでもなくそれらに搭載されているミサイルなどが大きく発達し、そういったものへの防御が必要なためということになります。

巡洋艦には装甲巡洋艦、非防護巡洋艦、防護巡洋艦と大きく3種類あります。ざっくりと装甲巡洋艦は広範囲の装甲と航洋性能を併せ持っています。非防護巡洋艦は通商破壊や商船護衛、植民地の護衛などに活躍していましたが、現在ではあまり発展していません。防護巡洋艦は垂直防御をもたないため、艦船の枢要部が被弾しなくても非装甲部が破壊されて戦闘能力がなくなるケースが多くこちらも現在ではあまり作られてないそうです。

駆逐艦とは!?

駆逐艦の目的はもともと水雷艇駆逐艦とよばれていたように、以前は魚雷を搭載して敵の戦艦などの大型艦船を攻撃することが目的でした。駆逐艦は機動力が優先されていたので、5,000トン以下が基準となっていたそうです。しかし先ほども記載しましたが現在では巡洋艦と駆逐艦に大きな目的の差はないそうです。

現在の駆逐艦は航空母艦や揚陸艦に次ぐサイズのものが多くなっていますが、この原因としては戦艦や巡洋艦といった大型艦船が衰退していった結果ミサイル艇やコルベットといった小型の艦船が増えたことにより、駆逐艦のサイズがかつてのように10,000トンにせまるものまででてきたためです。

巡洋艦と駆逐艦の違いまとめ

  • 巡洋艦の目的は防御や索敵だった
  • 駆逐艦の目的は魚雷による攻撃だった
  • 現在では巡洋艦と駆逐艦にあまり差がない
  • 一般的に駆逐艦の方が巡洋艦より小型
  • 戦艦や巡洋艦などの大型の艦船は衰退し、駆逐艦が小型とはいえない艦船になっている