アクアリウムハジメマシタ!!

「薄力粉」と「強力粉」の違いをご存知ですか!?

薄力粉・強力粉違い

薄力粉強力粉と言っても一括りに小麦粉というイメージですが、レシピを見ると料理や何を作るかによって使うものが違っています。どちらかがない時にもう片方で代用できないのかな?などと考えてしまいます。ではこの薄力粉強力粉、具体的にはどう違うんでしょうか。今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは薄力粉と強力粉の違いについてです。

薄力粉とは!?

薄力粉とは、小麦粉の一種で小麦粉特有のたんぱく質である、「グルテン」の量や性質によって決められています。
グルテンとは弾力性と粘りのもとで、そのグルテンの含有量が7%前後と比較的少なめの「軟質小麦」から作られているのが薄力粉です。グルテンが少なめなため粘りが出にくいとされ、水分を混ぜてこねるとふんわりとした生地に仕上がります。

ふっくらとさせる料理に使用され、ケーキクッキーなどのお菓子類、お好み焼き天ぷらの衣などに使用できます。

強力粉とは!?

強力粉とは、薄力粉と同じ小麦粉の一種ですがグルテンの含有量が12%前後と最も多い「硬質小麦」が原料の小麦粉です。水分と一緒にこねると粘りや弾力性にが強く出る性質で、こねるほどに生地が良く伸び、もちもちとした食感に仕上がります。強力粉は小麦粉の中で粒が一番粗くさらさらとした触感だそうです。

粘りや弾力に優れていてしっかりこねることで良く膨らみ、伸びのある生地に仕上がります。パン生地、ピザ生地や中華麺などの麺類に使用できます。

他には、「中間室小麦」や「軟質小麦」から作られる「中力粉」という小麦粉があり、ふんわりとした食感だけでなく、適度な弾力とコシが生まれる性質です。主にうどんを作るのに使用され商品名に「うどん粉」とされていることもあるそうです。

これらの小麦粉をそれぞれ代用することは、できなくもないようですが、例えば薄力粉の代わりに強力粉でケーキを作ろうとしてもふっくらとしたものには仕上がらないようです。グルテンの量による使い方を理解した上での工夫が必要なようです。カレーやシチュー料理にとろみを付けるのはどの小麦粉でも大丈夫なようです。

薄力粉と強力粉の違いまとめ

  • 薄力粉は軟質小麦から作られグルテン含有量が少ない
  • 強力粉は硬質小麦から作られグルテン含有量が多い
  • 薄力粉と強力粉は原料の小麦の種類が違う
  • 薄力粉はケーキなどのお菓子類に使用され、強力粉はパン類、麺類に使用される

観てもらいたい動画!!