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元気で健康的なアクアリウム用観賞魚の選び方

元気で健康的なアクアリウム用観賞魚の選び方

アクアリウムをはじめて最初の頃は観賞魚を購入する時にどういう状態なら元気で健康か分からずに不安でした。まず大前提として添付で販売されている魚が元気で健康だとは限らないということです。やっぱり元気のないお魚やエビなんかを買ってしまうと水槽や濾過槽なんかの設備がうまくいっててもすぐに死んでしまったり、病気になってしまったりします。そこで今回は元気で健康的な観賞魚の選ぶポイントと方法を紹介します。

まずはお店のスタッフさんとコミュニケーションをとる

良い魚やエビなどの観賞魚を手に入れるためには、初心者のうちは信頼できるお店のスタッフさんと仲良くなることが最優先です。お店のスタッフさんからその魚種の特徴や飼い方を聞くだけではなく、目の前の魚が元気かどうかなど率直にコミュニケーションがとれると理想です。仮にそれが難しいとしても、その魚種が弱ってくるとどうなるのかだけでも聞けると、今から買おうとしている魚が元気か元気じゃないかがわかるようになってきます。

値段が安いからといって安価な方を選ばない

これはなにごとにもおける話ですが、観賞魚は工業製品ではないのでその取り扱い方などで同じ魚でも値段が違ってきます。安いにはなにか理由があることが多く、少し元気がない場合もあります。安さの理由として考えられるのが捕獲方法・輸送方法・保管方法です。捕獲方法に関しては海の魚だと捕獲が難しいため薬で浮かしてからとっている場合もあります。輸送方法や保管方法についても水質・温度・エサなど適切な環境かそうじゃないかで価格が変わってきてしまいます。ですので、安いからこちらにしようというような理由で観賞魚を選ぶのは避けた方がよいでしょう。

目で見える範囲は見てみる

観賞魚を選ぶ時はまずは目で見える範囲で確認できるところは絶対しましょう。それほど魚に詳しくなくても、下のポイントを覚えておけば最悪の1匹を選ばずともすみます。また下のポイントに該当することがある場合は店舗スタッフさんに一度その点について尋ねてみるのもいいかもしれません。

見るべきポイント

口元

口元を怪我しているもしくは怪我が治っている過程でピンクっぽい色をしている場合があります。口を怪我しているとエサ喰いが悪かったりしますので、注意して確認してください。

魚に限った話ではありませんが、元気のない魚は死んだ目やうつろな目、場合によっては目だけが引っ込んでいる(落ち窪み)時がありますので、元気な魚の目を事前に覚えておいて確認するようにしましょう。

エラ

弱っている魚は息苦しそうにエラを早くパカパカさせていたり、必要以上にエラを開いています。エラの動きに異常を感じた場合は「元気がないのかな?」という視点で見てみてください。

体型

極端にやせていたり、背肉が落ちている魚は避けてください。

体表

弱っている魚は通常透明で見えない体表の粘液が白くモヤがかかったようになります。また、白い点々がついていると白点病や寄生虫がついている可能性があります。さらには魚の色ツヤを色合いにも注意してみてください。

ウロコ

ウロコが剥がれていたり、キズついている魚はさけましょう。ウロコがたっている魚は細菌に感染している可能性が高いのでこういった魚も避けましょう。

お腹

お腹が異常に膨れていないか確認してください。お腹が膨れる原因としては寄生虫だったり、弱って代謝が落ちて覆水がたまっていたりが該当します。

ヒレ

ヒレに寄生虫がついていると、小さい粉のようなものが目立ちます。それぞれのヒレを確認して白い粉があれば避けましょう。

観賞魚の泳ぎ方をみる

販売されている魚やエビの泳ぎ方を見るのもポイントです。その種独特の泳ぎ方があるので、事前に飼いたい魚などの泳ぎ方をYoutubeなどで見ておくといいです。

ヤッコ

ヤッコは健康な時は元気よく悠々と泳いでいます。またライブロックを突いたり活動が活発的です。

クマノミ

クマノミは元気な時はヒラヒラと泳いでます。元気がないクマノミは黒ずんで沈みます。

テトラ類

元気な時は勢いよくシュッシュッと泳いでいますが、元気がなくなるとくたぁ〜っとしてます。

エンゼルフィッシュ(淡水)

エンゼルフィッシュはもともとゆったりと泳ぐ魚ですが、元気がなくなるとフラフラします。

見る目を養うためには!?

元気で健康的な観賞魚を見分けられるようになるには、やっぱり観賞魚をいろいろな場所でいろいろな観賞魚をみるしかありません。いろんな場所といってもどうしても店舗のショーケースやYoutubeなどになるとは思います。とにかくコンディションがいい魚がどんな状態なのか?コンディションが悪い魚はどんな感じなのか?様々なケースでいろんな魚を見て慣れるしかありません。とにかく目を養うには観察力が大事です。

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