アクアリウムハジメマシタ!!

ガラス水槽とアクリル水槽の違い メリットとデメリットまとめ

ガラス水槽とアクリル水槽の違い メリットとデメリットまとめ

はじめて水槽を買う時に悩むポイントの1つとして水槽の素材があります。観賞魚用の水槽にはガラス水槽とアクリル水槽があり、もちろんそれぞれにメリットとデメリットがあります。今回はそんなガラス水槽とアクリル水槽を比較してその違いとそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

ガラス水槽とは!?

ガラス水槽とはその名のとおり、表面がガラスでできている水槽のことです。

ガラス水槽のメリット

ガラス水槽のメリットはたくさんありますが、まずは透明度が高いという点です。観賞魚やネイチャーアクアリウムのための水槽としてはやはり透明度が高い方が水槽の中がきれいに見えます。この水槽の中がきれいに見えるという点においてはガラス水槽の特徴として表面の平滑度が高いという点もあげられます。また歪みづらいため、水槽の中をキレイに見たい方にはガラス水槽がオススメになります。さらにガラス水槽はアクリル水槽に比べてキズがつきづらく、プレコや石巻貝のような一部の貝を飼う場合は表面が硬いガラス水槽でないとかじられたり、キズをつけられたりすることがあります。

価格面についてはガラス水槽の方がアクリル水槽より安価でリーズナブルなものが多く、特に60cm以下の量販されている水槽だとほぼガラス水槽になっています。

ガラス水槽のメリットまとめ

  • ガラス水槽は透明感が高い
  • ガラス水槽はキズがつきにくい
  • ガラス水槽は安価

ガラス水槽のデメリット

ガラス水槽のデメリットでまず挙げらる点はなんと言っても重いところです。アクリルに比べてガラスは同じ水槽サイズでも倍以上の重さがあります。そしてガラスは割れやすいというデメリットもあります。水槽を購入してから運搬時や模様替えなどで移動させる時、また設置時においてもどこか1点に圧がかかると簡単に割れてしまうこともあります。設置場所についてもちょっとした凹凸があるだけで割れてしまうこともあるので、ウレタンなどの緩衝材をひくようにした方が無難です。

ガラス水槽については地震対策も必要です。ガラス水槽は地震の揺れなどへの強度があまり強くないためズレ対策含め万が一地震がおこった場合の配慮も欠かせません。ガラスは割れると飛び散って危ないので、落下したりしないような対策が必要になってきます。

ガラス水槽の耐久性は水を入れたままの場合と水を抜いて乾かした場合で違ってきます。水をいれたままの状態だとメーカー基準はさておき、長い場合だと10年くらいは使えます。しかし水を抜いて乾かすとシリコンが痛んで劣化が進むので、3年くらいでダメになることもあります。淡水・海水での違いはやはり淡水の方が長い期間利用できます。逆にいうと、海水だとガラス水槽では少し耐久が落ちてしまうということになります。

ガラス水槽のデメリットまとめ

  • ガラス水槽は重い
  • ガラス水槽は割れやすい
  • ガラス水槽は海水だと淡水に比べて少し耐久がおとる

アクリル水槽とは!?

アクリル水槽は水槽表面がアクリルでできている水槽のことです。

アクリル水槽のメリット

アクリル水槽最大のメリットは運びやすいと言う点です。その理由は2つあり、まずは割れるリスクがガラス水槽に比べかなり低いことです。アクリル自体、ガラスに比べて耐久度が高くそもそも割れづらい素材です。2つ目の理由は軽いという点があげられます。アクリル水槽はガラス水槽に比べて半分以下の重さです。

アクリル水槽はガラス水槽に比べて透明度は低いのですが、色付きのアクリル板を使えるためガラス水槽とは違った意味でキレイなアクアリウム環境を作ることができます。

アクリル水槽はガラス水槽とは違い落下して割れたりしても飛び散ることはほとんどありません。この点はアクリル水槽のメリットと言ってよく、割れた場合の危険度はガラス水槽に比べて低いでしょう。耐久面でいくとアクリル水槽はガラス水槽とは違い淡水でも海水でもあまり変わりません。この理由としてはアクリル水槽の接着剤は海水の影響を受けにくいからです。

アクリル水槽のメリットまとめ

  • アクリル水槽はガラス水槽に比べて割れにくく、軽いので運びやすい
  • アクリル水槽は色付きの表面板を使える
  • アクリル水槽は海水でも淡水と耐久期間は同じ

アクリル水槽のデメリット

アクリル水槽最大のデメリットは高価なところです。また60cm以下だとアクリル性の水槽は量販されているものだとほとんどなく、アクリル水槽を選択したい場合は必然的に大型の水槽になってしまいます。またアクリル水槽は厚みがしっかりないと、水圧で少し歪みがでてきます。6mm厚の90cm規格の水槽だと多少膨らみがでるので、8mm厚以上の水槽を選択したほうがいいと思います。

アクリル水槽はキズもつきやすく、プレコのような魚を飼う場合はアクリル水槽ではすりガラスのようになってしまいます。またコケ掃除をする場合などにスポンジに石がかんでただけで、表面にキズがついたりします。

アクリル水槽のデメリットまとめ

  • アクリル水槽は高価
  • 60cm以下のアクリル水槽はほとんどない
  • アクリル水槽はキズがつきやすい