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テレワークを6年間導入してみて分かったこと・やった方が良いこと

テレワークを6年間導入してみて分かったこと・やった方が良いこと

最近なにかと話題のテレワークですが、働き方改革?新型コロナウイルスの感染拡大?なんて最近のことで、実際に6年前から実践していて気づいたことをまずはレポートします。巷でいわれているテレワーク導入にあたっての問題点はもちろん、実際やってみないと気づかないことなんかも記事にしました。こういうことって高度な理論とか手段より実はもっと単純なことを注意しなきゃいけなかったりするんですよね。

実践者の環境

  • 独身・一人暮らし
  • 基本的に家でも仕事ができるタイプ
  • どちらかというとメリハリのあるタイプ
  • 裁量労働制のお仕事

制服を用意する

こんなちょっとしたことで・・・。と思われる方が多いかもしれませんが、テレワークってやっぱり基本的に自宅で仕事することになるので実はこれが一番効果的でした。朝起きてパジャマのままとかだと絶対に仕事の開始時間が日に日に遅れていきます。
「今から仕事だ!」とメリハリをつけるための方法としておすすめです。

夏だとポロシャツとかでじゅうぶんだと思いますが、とにかく何か用意した方が良いですね。

報連相は基本的にテレビ電話か電話で

「メールで良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、メールだと送る側、確認する側での確実性が落ちます。まぁ単純に読んだか読んでないかだけではなくて伝えたいことがしっかり伝わっているかが電話に比べ精度が落ちてしまいます。理想的にはメールのフォーマットを作って報連相し、その確認のための電話やテレビ電話という流れが理想的です。とにかくコミュニケーション手段を1つにしないということが肝心です。

テレビ電話や電話での報連相は時間を決める

だらだらとした報告にならないように時間を決めることが大切です。1件の相談については何分などと具体的に決めた方が良いですね。あと、報告や相談、連絡のフォーマットを事前に決めてくことも効果的だと思います。テレワークになるとどうしても直接的なコミュニケーションが減ってしまうので、そのあたりの制度化は最優先事項かもしれませんね。

人によっては基本的に向かない人がいる

現在は新型コロナ感染拡大問題でテレワーク導入を考えている事業主さんも多いと思いますので前提は自宅でということになり、カフェやコワーキングスペースなどでのテレワークは前提とされてないと思います。またテレワークの本質的に通勤時間にかなりの時間を要すというケース以外はカフェやコワーキングスペースに移動するくらいなら会社にいけば良いとも思います。

始めるまで気づかなかったのですが、テレワーク自体が人によって向き不向きがあります。そもそも会社に来てはじめて仕事ができるというタイプの人が多いのも事実です。自宅やカフェなどだとダラダラとしてしまうということらしいです。フリーランス経験があり自宅で仕事していた人なら大丈夫だとは思います。

移動時間がなくなることがこんなに時間にゆとりがでるとは思わなかった

通勤時間がいかにもったいなかったかを改めて気づかされました。地下鉄で20分といってもドアツーで考えるとなんだかんだで1時間かかっていたりするものです。そうなってくると1日2時間、地下鉄圏内に住んでいてもそれくらい1日で使ってしまっています。

基本的に労働裁量性でないと厳しい

時間対給与だとダラダラ残業が増えることは間違いないと思います。もちろんそのあたりをきちんと管理できる制度やシステムを作れる場合は別ですが、中傷零細企業でテレワークを導入する場合そこまで導入予算を見れないケースが多いと思います。労働裁量性といってもそこまできちっとしたものでなくても、「1日にこれくらいの仕事は終わらせてね」というくらいで大丈夫だと思います。

仕事に集中できずに労働時間が増えオーバーワークになることがある

さきほどの労働裁量性の話とも関連しますが、人によっては仕事に集中できずに労働時間が増えるケースがあります。人によってだけではなくて仕事によってというケースもあります。意外と早く帰りたいからさっさと仕事を終わらせたい心理って大事なんだなぁと思いました。

テレワーク導入の感想まとめ

比較的ネガティブな話題になってしまいましたが、全体感ではやってみてよかったなと思います。中小企業の事業者が新規でテレワークの導入を検討する際には経験のある企業や人にアドバイスを受けた方が良いのは間違いないと思います。