Photoshopのグラデーション塗りつぶしの方法

Photoshopでグラデーションを設定する方法をご紹介します。

グラデーションはPhotoshop上で画像の上に載せて加工したり、イラストなどに使用したり用途もいろいろです。
グラデーションを作る方法は各種ありますが、今回は「グラデーションツール」の使い方をご紹介します。

グラデーションツールの設定

グラデーションツールの場所

「グラデーションツール」は左側のツールパネルの中に設定ボタンがあります。デフォルトではバケツマークの「塗りつぶしツール」と同じ箇所に設定されているかと思います。

画面上部のオプションバーで設定

画面上部にグラデーションツールの設定がいろいろ表示されます。左側にあるグラデーションの部分をクリックすると「グラデーションの編集」ができます。

クリックでグラデーションを編集

上記のクリックで「グラデーションエディター」が表示されます。ここでグラデーションの色や配合、不透明度の設定をします。

グラデーションエディター

グラデーションのかけ方

グラデーションのかけ方はツールを選択したら、レイヤー上でドラッグするだけです。ドラッグする長さや後ほど説明をする形状の変更で調節が可能です。

グラデーションの作成

始まりの箇所にマウスをクリックし、そのまま任意の方向にドラッグをします。

線形グラデーション

基本的な「線形グラデーション」です。

グラーデーションの種類

グラデーションの形状各種

一方向だけではなく円形などのグラデーションの形状を選択できます。

左側から「線形グラデーション」、「円形グラデーション」、「円錐形グラデーション」、「反射形グラデーション」、「菱形グラデーション」となります。

円形グラデーション

円形グラデーション

矢印は作成をした時のドラッグの向きです。円形の時はどの方向でも同じ効果です。開始の位置に気をつけましょう。

円錐形グラデーション

円錐形グラデーション

カラーが一回りしたようなグラデーションを作ることができます。ツノみたいな頂点をどの位置に持ってくるかで表現が変わります。

反射形グラデーション

反射形グラデーション

光沢のついたようなイメージになります。しかしドラッグの距離が長すぎると「線形グラデーション」と変わりません。

菱形グラデーション

菱形グラデーション

十字形のようなグラデーションになります。ドラッグの方向を斜めにすれば×印の形になります。

グラデーションの方向

グラデーションを反転

グラデーションエディターで作った色の逆向きの方向で作成することができます。

グラデーションエディターの設定

Photoshopでのグラデーションの色の設定は「グラデーションツール」ではない方法でも、「グラデーションエディター」が表示されます。
エディター内のグラデーションのバー下側の両端にある矢印みたいなマークで色の設定をします。
ダブルクリックをするとカラーピッカーが表示されますので、RGBやCMYK、HEXや画像上から色を拾ったりしてカラー設定をします。

グラデーションのカラーを設定

グラデーションの色の追加

グラデーションの色を追加

グラデーションの中間部分に分岐点を追加すると別の色を設定することもできます。
グラデーションバーの変化をつけたい位置でクリックします。

新規の色を追加できます。

新しい分岐点が作られますので、ダブルクリックで指定したい色を設定します。

色の追加と透明を設定

分岐点に様々な色を設定すればこのような虹色を表現することも可能です。
画像の設定はプリセットにもともとあった虹色です。

グラデーションの透明

グラデーションの透明設定

グラデーションバーの上部にある下向き矢印で透明の設定ができます。
透明にしたい部分にクリックすると色設定と同じように分岐点が設定できます。下部の「不透明度」の数値が0で完全な透明です。
小さく出ている「◇」マークを左右に動かすと透明の割合を変えることができます。

画像にグラデーション

写真にグラデーションをかけてみましょう。

空の画像に文字を入れてみる

例えば、このような画像に文字を置いてみます。

この画像のようにコントラストが大きい色合いでは、文字を置いた時、濃い方と薄い方のどちらかの色にしてもどこか読みづらい箇所が出てきます。
雲にかかった文字が読みづらいので、読みやすくグラデーションを引きます。

写真にグラデーション

雲にかかった文字の部分から右側に透明になるグラデーションをかけました。青空部分をなるべく見せながら文字も読みやすくという感じです。

画像にグラデーション

グラデーションは他にもいろんな活用法があります。ぜひお試しください。