アクアリウムハジメマシタ!!

釣りで使う長さの単位を解説&計算機

釣りで使う長さの単位を解説&計算機

釣りで使う釣竿。店頭で商品を見てみると、使い慣れたcm(センチ)やm(メートル)以外に、6.3fのようにft(フィート)という見慣れない単位が書かれていることもあります。また、ヘラブナや鮎用のいわゆる和竿とよばれる竿には、という単位も使われています。このように、釣りで扱う長さの単位には様々な種類があるんです。今回は釣りで使う長さの単位について解説していきます。

フィート・インチ

釣竿、特にルアーフィッシングで使う竿の長さを表すフィートやインチというのは、アメリカで使われているヤード・ポンド法の長さの単位です。フィートの単位は「ft」で、cmに直すと30.48cmになります。インチの単位は「in」で、cmに直すと2.54cmです。フィートの1/12がインチということですね。

フィートとインチの単位は省略して書かれることも多く、フィートは「′」(プライム記号)インチは「″」(ダブルプライム記号)で表されます。たとえば6′6″と書かれていれば、6フィート6インチです。

釣竿の長さのフィート・インチを読む場合に注意が必要な点として、インチを小数点以下で表している場合があります。つまり、釣竿のスペック表に6.6ftと書かれていたとして、それは6.6フィートではなく6フィート6インチと読むということです。フィートの1/12がインチですから、6.6フィートだと201.17cm、6フィート6インチだと198.12cmと、約3cmの誤差が生じます。通販サイトや店頭の商品説明がこの点を読み間違えていることも多いです。

また、ルアー釣りで使うワームの長さはインチで表示され、大きさの目安となります。アジングやメバリングといった繊細な釣りで使う1インチ未満のワームから、ブラックバスでは10インチというとても長いワームもあります。

フィート・インチからセンチ換算

フィート インチ

センチ

※フィートのみ、インチのみを計算したい場合には、不要な入力欄に「0」を入力してください。

というのは、日本で昔使われていた尺貫法に基づく長さの単位です。今はメートル法に置き換わっていますが、ヘラブナや鮎などを狙う伝統的な和竿では尺表示が多いですね。尺をcmに直すと、30.3cmになります。つまり7尺という釣竿は、30.3cm×7=212.1cmということです。ただし現在では、小数点以下を省いて、1尺=30cmと考えることが多いです。

鮎やイワナ、ヤマメといった渓流魚では、大物の一つの基準として、尺が用いられています。1尺以上あれば尺物として、大物認定されるんです。

先に説明したとおり、最近では1尺=30cmと考えることが多いのですが、本来の正確な尺からすると、30cmでは尺には届いておらず、ギリギリ足りないことから泣き尺と言います。

尺からセンチ換算

センチ

ヒロ

ヒロというのは、おもに餌釣りでウキ下やハリスの長さを表すときに使う単位です。成人男性が両腕を広げた長さが「1ヒロ」といって、おおよそ1.5mほどになります。

あやふやな単位ではあるのですが、正確に長さを測ることが難しい釣り場では、おおよその長さを測る手段として有効です。

ウキ下何ヒロで釣れただとか、底から何ヒロ巻き上げてという風に、釣れたシチュエーションを記憶するために測っておきたい単位ですね。


観てもらいたい動画!!