格安SIMサービスについてメリット・デメリットを3つづつ調べていくこの企画。今回はいよいよ格安SIMの老舗、Y!mobileについて調べていきますよ!かつては格安のPHSサービスで有名なY!mobileでしたが、今はスマートフォンを主に展開しています。そのスマートフォンのプランも、どうやらかなりおトクな感じですね。というわけで今回は「Y!mobile」の3つのメリットと3つのデメリットです。
Y!mobileとは!?
Y!mobileはあの3大キャリアの一角、ソフトバンクが展開しているサブブランドで、とうぜんソフトバンクの回線網を利用している格安SIMサービスです。SIMカードだけではなく端末も販売しており、今どき珍しくガラケーも販売しています。
Y!mobileにはおもにスマートフォン用のスマホベーシックプランS・M・R、タブレット用のデータ専用データベーシックプラン、フィーチャーフォン用にケータイベーシックプランSSの料金形態にプランが別れていますね。ここではスマホベーシックプランとデータベーシックプランについて料金を表にしてみました。
スマートフォン料金表
スマホベーシックプラン | |||
---|---|---|---|
S | M | R | |
高速データ通信量 | 3GB | 9GB | 17GB |
データ増量無料キャンペーン2適用 | 4GB | 12GB | 17GB |
月額基本料金 | ¥2,680 | ¥3,680 | ¥4,680 |
新規割6ヶ月間 | ¥1,980 | ¥2,980 | ¥3,980 |
おうち割光セット(A) もしくは家族割適用 | ¥1,480 | ¥2,480 | ¥3,480 |
ワイモバ学割適用 | – | ¥1,480 | ¥2,480 |
データ通信料金表
データベーシックプラン | ||
---|---|---|
S | L | |
高速データ通信量 | 1GB | 7GB |
月額料金 | ¥1,980 | ¥3,696 |
Y!mobileの3つのメリット
LINEの年齢認証ができる
格安SIMは大抵の場合LINEの年齢認証に対応しておらず、ID検索が利用できません。離れた友人をIDで検察してお友達に追加したい場合など、とても不便ですよね。LINEの年齢認証にはドコモのdアカウントやauのauID、SoftbankのMy Softbankとの連携が必要なので、基本的には3大キャリアでしか利用できません。
その点Y!mobileはソフトバンクのサブブランドだけあってMy Softbankを使ってLINEと連携し年齢認証することができるんです。ほとんどの方がLINEを利用している現在ではこれは大きなメリットですよね。
通信速度が安定している
大抵の格安SIMはMVNOといって、3大キャリアの回線網の一部をレンタルする形で運用されています。そのためどうしても回線が混み合って、とくに都市部の日中は回線速度が低下しがちです。Y!mobileはソフトバンクのサブブランドなので回線も太く混雑しづらいことから比較的回線速度が安定しています。
価格.comが行った格安SIM・大手携帯キャリア 満足度ランキング2020の格安SIM部門でも、Y!mobileの回線速度は日中・夜間ともに2位という好成績をマークしていますよ。
テザリングが無料
テザリングはスマートフォンをモバイルルーターのように使用して、タブレットやパソコンをインターネットに繋ぐ機能です。このテザリングの利用がY!mobileは無料なんです。他社だと別途オプション加入で別料金が必要なことが多いので、自宅や会社以外でパソコンを使う機会が多い方にはとてもおトクです。
その他のメリット
- 割引プランが豊富
- Yahoo!の各種サービスがおトクに利用できる
- 別途オプションで完全通話かけ放題を追加することができる
- オンラインで各種手続きが完了できる
Y!mobileの3つのデメリット
通信専用プランの料金が高い
データ通信のみを利用したい場合Y!mobileは1GB¥1980からと、他社が数百円から利用できることを考えるとちょっと割高ですよね。データ通信SIMを使いたい場合にはY!mobile以外のサービスを検討したほうが良いかもしれません。
大容量プランがない
他社にあるようなデータ通信量30GB・50GBといった大容量のプランがY!mobileにはありません。ソフトバンクのサブブランドということもあって、容量については棲み分けをしているようです。データ容量を使い切ったあとの容量の追加は500MB¥500必要になるのでデータ通信を多く利用する方では割高になってしまいます。
データ容量の繰り越しができない
Y!mobileでは余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができません。今月はあまりデータ容量使わなかったという時なんかにも繰り越しができないので、データ容量が月末でリセットされてしまいます。大量に容量が余ったときにはちょっともったいない気がしますね。
その他のデメリット
- 販売している端末がローからミドルエンドのクラスに限られる
- 料金体系が複雑で分かりづらい
- 通信の節約モードが無い
Y!mobileについてのまとめ
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドだけあって、LINEの年齢認証や通信速度など大手キャリアに近いサービスがある印象ですね。テザリングの利用が無料ということもあって自宅や会社以外でパソコンを使う方にもオススメです。一方大容量のプランが無いので、ゲームや動画視聴などヘビーに使うにはちょっと向いていないかもしれません。ということで、データ通信量に納得できればかけ放題プランなどもあることから、メインの通信環境としてY!mobileは申し分ないと思いますよ!