今回から始まったロープや紐の結び方・締め方シリーズ。ロープや紐の結び方を覚えておけば、日常生活からレジャー、はたまた災害の発生したときなと様々な場面で大活躍します。第1回目は、本結びの方法・やり方について解説していきます。
本結びとは!?本結びが活躍する場面
本結びは別名真結びとも呼ばれる、とてもオーソドックスな紐の結び方です。英語ではスクウェアノットと呼ばれます。本結びは主に一本のロープや紐の両端を結んで、何かを縛る用途に使われる結び方で、2本のロープをつなぎ合わせるような用途には向いていません。本結びはあまり重さや力が掛からない場面で使われることが多く、
- 新聞紙や段ボール箱、古紙をまとめる
- 風呂敷を結ぶ
- 結婚祝いなどの水引き
- ハンモックを編む
など、日常でロープや紐を結ぶときに本結びが活躍します。
また、本結びは固く結ぶと解くことが難しくなるため、あまり解く必要の無い用途に向いています。男結びと呼ばれることもありますが、これば別の結び方を指して呼ぶこともあり混同しないように注意しましょう。
本結びの結び方
手順1
青いロープが上になるように、ロープをクロスさせます。
手順2
青いロープを、赤いロープの下に通します。
手順3
青いロープの先端を上に向けます。
手順4
ロープの先端を、青いロープが上になるように重ねます。
手順5
青いロープを、赤いロープの下にくぐらせます。
手順6
ロープの両端と本線をまとめて締めます。
完成
これで本結びが完成です。
こうなったら失敗
手順4~5で、重ねるロープの上下を間違えると、いわゆる縦結びになってしまいます。縦結びになってしまうとロープや紐の結束が弱くなっていまいます。ロープや紐の重ね順を間違えないように注意です。