ロープや紐の結び方・締め方シリーズ。今回はふた結びです。ふた結びはその名のとおりひと結びに一つ結び目を増やした結び方で、ひと結びに比べ大きく強度が上がっています。アウトドアでとても役に立つ結び方なので覚えて損はありませんよ。
ふた結びとは!?ふた結びが活躍する場面
ふた結びはひと結びにさらに一つ結び目を増やした結び方です。ふた結びは簡単で強度があり、解けにくいことからアウトドアなどで重宝されます。
- キャンプでテントやタープを立てるときの固定
- 小型船の係留
- バケツの上げ下げ
といった場面で使うことのできるロープの結び方です。
ふた結びの結び方
手順1
ロープの先端を、固定する対象の下からくぐらせます。
手順2
ロープの先端を固定する対象の上から折り返します。
手順3
ロープの先端を、手前のロープ下をくぐらせます。
手順4
ロープの先端を、さらに対象に巻き付いた部分の下をくぐらせます。
手順5
ロープ先端と元を締め込みます。ここまではひと結びと同じ工程です。
手順6
もう一度ロープの先端を元のロープの下にくぐらせます。
手順7
手順6でできた輪に、ロープの先端を通します。
手順8
ロープ先端と元を締め込み、ふた結びの完成です。
こうなったら失敗
ひと結びから結び目が一つ増えただけとあって、結び方を失敗することは少ないでしょう。ふた結びはあまり強く締め込むと解くことが難しくなる結び方なので、解く予定のある一時的な利用のときには、最後の締込みをあまり強くしないように注意です。