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大使館と領事館の違いをご存知ですか!?

今更聞けない違いシリーズ

今更聞けない違いシリーズ

アメリカ大使館は東京にあります。アメリカ領事館は名古屋、大阪など日本全国に5箇所あります。ところで大使館と領事館ってどう違うのでしょうか?よく聞くフレーズですがはっきりと違いがわからない方もおみえではないでしょうか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは大使館領事館の違いについてです。

在外公館とは!?

大使館も領事館も在外公館とよばれるものですが、在外公館とはそもそもどんな機能を有するものかご存知ですか?在外公館は世界各国との外交のための拠点であり外交上付き合いのある国の主要都市におかれています。

主な仕事内容はその国の政府との交渉や連絡にはじまり政治・経済などの情報収集や分析などになります。また自国の広報的なアピールなども行う場合もあります。

在外公館としては大使館、領事館の他に政府代表部などがあります。

大使館とは!?

大使館はその国へ自国を代表する機関として基本的に各国1つ首都に拠点が置かれます。大使館には特命全権大使が派遣され相手国とのさまざまな交渉から政治・経済・通商などの情報収集、広報文化活動などを国を代表して行います。

大使館および大使には多くの外交特権が与えられていて、例えば大使館への不可侵や大使の不逮捕などがあります。

また、大使館の重要な仕事としては在留自国民の生命や財産などの保護やビザの発給といった仕事があります。

領事館とは!?

領事館は各国の首都とは別の主要都市に置かれ、国によって設置される数は異なります。領事館には外交官として領事が在留し、現地の日本人の保護や通商・政治・経済問題の処理,現地の情報の収集・広報活動などを行います。

例えば在日のアメリカ領事館であれば、札幌・名古屋・大阪神戸・福岡・沖縄にあります。

大使館と領事館の違い

実のところ仕事内容としては大使館と領事館に大きな違いはないようですが、以下2つの違いがあります。

  • 大使には政治的に国を代表して交渉する権限があるが、領事には認められていない
  • 領事(領事館)は大使(大使館)に比べて特権の範囲が狭い

以上、大使館と領事館の違いについてでした。

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