契約書や見積書、仕様書、書類などの袋とじ・紙とじ・製本の方法、製本テープが手元になくてもできる簡単な袋とじの説明です。普通の白い紙を使って背表紙をつけるように閉じる方法です。
袋とじ設置動画も公開しました。ぜひ参考にしてください。
契約書などの製本(袋とじ・紙とじ)の目的
契約書が複数枚にまたがるようなケースでは製本(袋とじ・紙とじ)をするのが普通だと思ってる方もお見えだと思いますが、実はこの製本(袋とじ・紙とじ)、特にやらなくてはいけないという決まりはないのです。2,3枚なら弊社の場合はやっておりません。これは法的にも何の問題もないそうです。
契約書等で製本(袋とじ・紙とじ)をした方が良いケース
では、製本(袋とじ・紙とじ)をやった方が良いケースは?と言われると、単純に契印(押印)する箇所が製本(袋とじ・紙とじ)しない場合より減るケースです。つまり製本(袋とじ・紙とじ)というのはお客様や相手の立場にたって考えたときに手間をとらせないようにという点で判断すれば良いと思います。あとはとじてあった方がそれっぽいとかの判断でも良いと思います。
製本(袋とじ・紙とじ)をさけるために
製本(袋とじ・紙とじ)は手間も時間もかかりますので、できればやりたくないという方もお見えだと思います。そんな場合は、以下の方法を試してください。
・両面印刷する
・紙サイズを大きくする(A4をA3になど)
・文字のサイズを小さくするなど書類を工夫して作成する
お手軽製本(袋とじ・紙とじ)の方法
こちらの説明をご覧いただく前にテープ自体を作るのはめんどくさいという方にはAmazonやお近くのオフィス用品店で袋とじ製本テープを購入してください。
契約書より少し大きい紙を用意する
契約書をホチキスで止める
のりをつけてホチキスにかぶせるように貼る
AとBの間の折り目で左に折り、裏側に巻き込むようにしていきます。
上下のはみ出した部分を契約書に貼り付けた後、最後の面を貼る
作業は以上です。あとは消しゴムなどで、優しくのりのはみ出しなどを消すとよりきれいに仕上がるでしょう。力を入れすぎないように。
契約書など正式な書類に「契印」を押す
契約書にはページのどこかに記名押印の必要があります。ですが複数ページになる場合、記名押印のないページをいいように書き換えられたりしないため、差し替えられないよう押すのが「契印」です。
「契印」の押し方2種ご紹介します。
契約書をホチキス留めした場合
契約書が複数ページにわたった製本(袋とじ・紙とじ)にした場合
袋とじなら契約書の一部を差し替えようとすると、袋とじにしている背表紙をはがさなければならず、そうするとどうしても契約書が破損してしまうので、都合よく書き換えたものへの差し替えなどの不正を防ぐことができるというわけです。重要な契約書の場合は、裏表紙にも「契印」しておくと確実です。
袋とじなら10ページ以上などの場合、全ページに全ての印を押す手間もないですし、押し忘れも防止できます。
どちらの押し方も契約書の作成者が3人である場合、「甲」「乙」「丙」3人全員の印を押します。そして必ず書類内の記名押印した印と同一の印である必要があります。
契約書は正式な書類です。「契印」は絶対になくてはならないということはないそうですが、改ざんを防ぐための大事なプロセスでもあります。綺麗に押してあることに越したことはありません。段差が着くと押しにくいかもしれませんが、印の押し方も気をつけて押しましょう。
観てもらいたい動画!!