みんな大好きお肉。そんなお肉の話でも今回はすき焼きとしゃぶしゃぶについてです。すき焼きもしゃぶしゃぶもどちらかというと高級な食事で祝い事なんかの時に食べるイメージですね。さてそんなすき焼きとしゃぶしゃぶに使うお肉の違いってご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは肉のすき焼き用としゃぶしゃぶ用の違いについてです。
すき焼き用のお肉とは!?
お肉のおいしい食べ方として焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶが代表的な料理方法ですが、すき焼きはざっくりといえばお肉を焼いたり煮たりして食べます。関西と関東の違いはありますが、特徴をいえば焼いたり煮たりになると思います。さてそんなすき焼きの起源ですが、1862年に横浜の居酒屋「伊勢熊(いせくま)」だと言われていて、当時はすき焼きではなく牛鍋と呼ばれていました。
さてそんなすき焼きですが、実は現在のすき焼き以前にも杉焼き・鋤焼といわれるものが存在していて、杉焼きは魚介類と野菜の味噌煮で杉箱にいれて料理したことから杉焼きと呼ばれました。鋤焼は鋤というだけに、使って古くなった鋤を熱であたためて、その上で鳥やクジラなどの肉を焼く料理です。
ということで本題のすき焼き用のお肉の特徴ですが、厳密にしゃぶしゃぶ用と分けられている訳ではなく、お店によっても違うというのが事実のところです。ただし一般的にはすき焼き用のお肉の方が厚くスライスされていて、厚さ約1.8mm~2.5mmくらいが多いといわれています。
しゃぶしゃぶ用のお肉とは!?
すき焼きとは違いしゃぶしゃぶは出汁に薄いお肉を数回くぐらせて、タレで食べる料理です。料理名としてのしゃぶしゃぶは1952年(昭和27年)に大阪永楽町のスエヒロが起源だと言われていますが、お肉をお湯でしゃぶしゃぶする料理としてはなんとフビライ・ハーンの侍医である忽思慧が羊肉でしゃぶしゃぶしたのが始まりらしいです。
さてしゃぶしゃぶ肉の特徴ですが、すき焼き肉の項目でも述べたように厳密に違いを規定されているわけではありません。ただし一般的にはしゃぶしゃぶ肉はすき焼き肉より薄く、だいたい1.5mm~2.0mmの厚さでスライスされると言われています。
しゃぶしゃぶはお肉だけではなく、タコを使ったたこしゃぶや寒ブリで有名な富山のブリしゃぶなどお肉以外のしゃぶしゃぶも有名です。ちなみにしゃぶしゃぶは日本料理です。
肉のすき焼き用としゃぶしゃぶ用の違いまとめ
- 基本的にお店によって基準が違うがすき焼き用のお肉は厚く、しゃぶしゃぶ用の肉は薄い
- すき焼き用としゃぶしゃぶ用の肉の違いはこれといった決まりがあるわけではない
観てもらいたい動画!!