今年2020年の2月~4月にかけて猛威を奮った新型コロナウイルス(COVID(コビット)-19)。非常事態宣言は解除されたものの、6月現在でも都市部では未だ感染者が発生していて第2波の発生に予断を許さない状況です。特に多くの人が一箇所に集まって仕事をする企業のオフィスはクラスターの発生が心配ですよね。
今回はそんなオフィスでのコロナウイルス対策に有効な段ボール製の間仕切りについてご紹介しようと思います。
オフィスのコロナ対策ってどんな方法がある??
一般社団法人 日本経済団体連合会が5月に、オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを制定しました。内容をざっと見てみると、
- 従業員が2mを目安に一定の距離を保てるよう人員配置
- 始業・休憩後に定期的な手洗い
- 勤務中のマスク着用
- 座席はできるだけ対角や横並びに配置する
- 1時間に2回以上の換気
- 人が頻繁に対面する場所はアクリル板やビニールカーテンで遮蔽
- 会議やイベントはオンラインで行うことも検討
といった点について、オフィス勤務上配慮するように求められています。
ただ、オフィスの面積が限られているとどうしても、座席の配置変更などが難しい場合がありますよね。
そこで登場するのが、座席・デスク間を仕切る段ボール製の間仕切りという訳です。
参考
オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン日本経済団体連合会
間仕切りって何??
間仕切りというのはその名のとおり、座席やデスクを仕切る板のことです。セパレーターやパーティションという呼び方もします。オフィスの中を分ける間仕切りを設置している企業は多いですよね。
大抵のオフィスでは、デスク同士を背中合わせにくっつけて部署やグループごとに島型(アイランド型)にしていることと思います。デスク周辺が省スペースで済むだけでなく、対面式であることでメンバー同士の会話や意見交換もスムーズですね。ただし、こと新型コロナ対策としては飛沫感染の恐れが高まってしまいます。
そこでデスク間に間仕切りを立てると直接メンバーが対面してしまうことを防ぎ、オフィスのレイアウト変更をすることなく新型コロナに対策できるんですね。
素材に段ボールを使う利点
市販されている間仕切り(パーティション)の素材はプラスチック(ポリプロピレン)や木材、布地が一般的です。では間仕切りの素材として段ボールを用いる利点は何なのか解説していきます。
軽くて丈夫
段ボールの利点といえば何と言っても軽くて丈夫という点ですよね。素材が軽いので間仕切りの設置作業にも人手が少なくて済みますし、工具も不要なことから誰でも組み立てられます。また段ボールは紙製といっても丈夫ですから、一度設置すれば長く使うことができます。
安価で使い捨てができる
段ボール製の間仕切りは紙製で安価なので、汚れたときには使い捨てが可能です。また使い捨てとはいえ段ボールはリサイクルが可能であり、環境への負荷も少ない素材ですね。
保管時にもコンパクト
段ボール箱と同じように、間仕切りも折りたたんでコンパクトに収納することができます。オフィスの配置転換や異動など、使用するデスクにも入れ替わりがありますよね。そんなとき使わなくなった間仕切りも嵩張らずに収納できるので非常に便利です。
新型コロナウイルスの残存時間が比較的短い
段ボール表面に付着した新型コロナウイルスは約24時間後には残存が確認されなくります。プラスチック表面では72時間後まで残存するのと比べると約1/3の残存時間ですね。また木材の表面では最大96時間残存することから、段ボールは比較的新型コロナウイルスが残存し辛い素材ということです。合わせてアルコール消毒を行えばより安心ですね。
参考
新型コロナ感染症:ウイルスはどれくらい長く物質上にいるのか~残存率低下の条件とはYahoo!ニュース
段ボール製の間仕切りってどこで買えるの??
段ボール製の間仕切りは、現在各段ボール製造メーカーから販売されています。とはいえ小売店にはあまり並んでおらず、ネット通販や直販サイト、直接の問い合わせで購入できるようです。加工が簡単な段ボールの利点を活かして、オフィスに合わせたオーダーメイドで作成してくれますよ。
当方も愛知県の中部紙業株式会社さんへ問い合わせ、事務所に合わせたサイズの間仕切りをオーダーメイドで作成して頂きました。今回は応接室に設置する仕切りとして、応接テーブルに合わせたサイズにしています。
組立は足の差し込みだけでとても簡単ですし、中央にはビニールで窓を設けてあるので顔を合わせて打合せができるので中々気に入っていますよ。もちろん使わないときには折りたたむとコンパクトに収納できます。これはとっても便利です♪
まとめ
段ボール製の間仕切りは・・・
- オフィスのレイアウトを変更することなく、新型コロナウイルス対策ができる
- 誰でも設置が可能
- 使い捨てでもリサイクルができ環境に配慮
- 他の材質と比べ段ボール表面には新型コロナウイルスが残存しにくい
- 製造メーカーから購入できオーダーメイドにも対応してくれる