ロッドホルダーって何??
釣りに行く時の交通手段として釣り場が近ければ徒歩や自転車でも良いのですが、大抵の場合自動車で出かける場合がほとんどですよね。釣り竿(ロッド)が1、2本程度ならポイッとトランクに積み込んでもよいのですが、本数が増えてくるとどうしても積み込みが億劫ですよね。またルアーロッドなど繊細な釣り竿は車の中でガチャガチャと動くと穂先の折れにも繋がります。そんなときは車の中に専用のロッドホルダーを設けると、ロッドがスッキリと収納できて便利なんです。
専用のロッドホルダーとしてカーメイトの商品が有名で、車種専用品が販売されているので自分の車に合わせて購入するだけで特に苦労無く取り付けができます。ただし、概ね2万円前後となかなか良い価格なんですね・・・。今回は車載ロッドホルダーを、部品を集めてリーズナブルに自作してみようと思います。
取り付ける車両
今回ロッドホルダーを取り付ける車両はスズキ・エブリイ(DA17Vハイルーフ)です。エブリイの車内にはユーティリティナットというM6ボルトの挿せるナットが各部に設置されています。今回はこのユーティリティナットを利用してロッドホルダーを取り付けていきます。
完成図
早速完成図をお見せします。車両上部の両サイドにバーを取り付けて、前後にインテリアバーを渡しています。前部のインテリアバーにロッドの穂先を載せて、後部のインテリアバーに取り付けたクリップにグリップを挟んで固定します。
サイドバーの取り付け
早速サイドバーの取り付けから進めていきます。今回のロッドホルダー作成の中で、このサイドバーの取り付けが部品の加工も伴う面倒な工程です。サイドバーの材料にはイレクターパイプを使います。イレクターパイプは矢崎化工㈱から発売されている商品で、プラスチックで包まれた鉄パイプと各種ジョイントを組み合わせてアイディア次第で様々なものを作り出せるDIYアイテムです。
サイドバー組み立て部品一覧
- Φ28イレクターパイプ900mm 2本
- Φ28イレクタージョイントJ-117L 3本
- Φ28イレクタージョイントJ-117R 3本
- Φ28イレクターキャップJ-49 2個
- M6:20mmボルトとワッシャー 6セット
ジョイントパーツの加工
サイドバーの組み立てと車体への取り付け
インテリアバーと釣り竿固定部品の取り付け
使った部品と費用
使用部品と価格(税別)
部品名 | 単価 | 数量 | 小計 |
---|---|---|---|
Φ28イレクターパイプ900mm | ¥370 | 2 | ¥740 |
Φ28イレクタージョイントJ-117L | ¥130 | 3 | ¥390 |
Φ28イレクタージョイントJ-117R | ¥130 | 3 | ¥390 |
Φ28イレクターキャップJ-49 | ¥40 | 2 | ¥80 |
M6:20mmボルトセット | ¥198 | 1 | ¥198 |
インテリアバーKA-30 | ¥1,100 | 2 | ¥2,200 |
セリア:滑り止めマット | ¥100 | 1 | ¥100 |
セリア:竿止めクリップ(2入) | ¥100 | 4 | ¥400 |
セリア:結束バンド | ¥100 | 1 | ¥100 |
強力両面テープ | ¥450 | 1 | ¥450 |
合計 | ¥5,048 |
今回作成のロッドホルダー、合計5000円ほどとかなりリーズナブルに自作することができました。機能的にもロッドを積みやすく、運転中にずれ落ちたりすることもないので十分満足しています。スズキ・エブリイ(DA17Vハイルーフ)への取り付けを例にしましたが、サイドバーの固定を考えれば様々な車種に応用の効く作成方法ですよ。いろいろと工夫して、愛車にピッタリなロッドホルダーを自作してみて下さい!!